こんにちは、TBです。
今回は
糖尿病の場合の漢方薬です。

前回と同じパターン!


糖尿病の場合の漢方薬は、
西洋薬との併用で、
主に自覚症状の改善や
合併症の予防を目的として用います。
「めぐり」を良くしたり、
余分なものを排出させたり、
不足するものを補う効果があるので、
糖尿病の諸症状を改善させたり、
進行を防止する効果も期待できます。


- 白虎加人参湯
(びゃっこかにんじんとう)について
詳しく紹介 - 八味地黄丸
(はちみじおうがん)について
詳しく紹介
- 漢方薬ついて、
詳しく知りたい方 - 糖尿病が気になる人
- ドラッグストアをよく利用する人
糖尿病の時の漢方薬は?
糖尿病に用いる漢方薬は、
代表的なもので2つあります。
- 白虎加人参湯
(びゃっこかにんじんとう) - 八味地黄丸
(はちみじおうがん)
白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)
白虎加人参湯は、
余分な熱を下げながら、
うるおいをもたらす作用があり、
強いのどの渇きと、
「ほてり」に効果のある漢方薬です。
体力中等度以上で熱感と口渇が強いものの、
- のどの渇き
- ほてり
- 湿疹
- 皮膚炎
- 皮膚のかゆみ
上記の症状に用います。



汗を
たくさんかく方にも!
白虎加人参湯に含まれる生薬
白虎加人参湯は
熱を強力に下げる生薬
=セッコウを中心に、
清熱と「うるおい」をもたらす
白虎湯に
消化機能を亢進する生薬
=ニンジンを加えたもの。
高熱で、からだが熱く、
多量の汗をダラダラかき、
体力、体液を消耗し、
のどの「かわき」がひどい等の症状に
適応する漢方薬です。
八味地黄丸(はちみじおうがん)
八味地黄丸は、
うるおいを与え、
身体を芯からあたため、
活性化する作用がある漢方薬です。
のどのかわきや、
高血圧に伴う肩こり、頭重、
耳なりにも効果があります。
体力中等度以下で、
疲れやすく、
四肢が冷えやすく、
尿量減少、または多尿で、
ときに口渇があるものの、
- 下肢痛
- 腰痛
- しびれ
- 高齢者のかすみ目
- かゆみ
- 排尿困難
- 残尿感
- 夜間尿
- 頻尿
- むくみ
- 高血圧に伴う随伴症状の改善
(肩こり、頭重、耳なり) - 軽い尿もれ
上記の症状に用います。







こっちの症状にも
関係するね!
八味地黄丸に含まれる生薬



生薬が「8」種類
入っているから
「八味」地黄丸?
八味地黄丸は、
血液を補い、
消化器を強化する生薬
=ジオウ、サンシュユ、サンヤク
余剰な熱を下げ、利尿をする生薬
=タクシャ、ボタンビ、ブクリョウ
で、構成される六味丸に
身体を芯からあたため、
基礎代謝を活発にする生薬
=ケイヒ、ブシ
の2つを加えたものです。
基礎代謝が低下して発生する
下半身の冷えや腰痛、
排尿トラブルに適応する漢方薬です。



冷えや血行不良が原因の
不妊症、むくみなどにも
応用できる!


むくみについては↑こちらも。
漢方薬単独では
血糖値をコントロールできない。
漢方薬は、単独では
血糖値をコントロールする
治療はできません。
糖尿病は初期のうちは
症状が全くありません(見えません)が、
進行すると、動脈硬化や
腎障害、神経障害、網膜症などの
合併症を併発するため、
漢方薬は西洋薬と併用して
自覚症状の改善や、
合併症の予防をメインの目的として
用います。
「めぐり」を良くしたり、
余分なものを排出させたり、
不足するものを補うことで、
糖尿病の諸症状を改善させたり、
進行を防止する効果が期待できます。



お薬は、用法・用量を守って
正しくご使用ください。
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