膀胱炎の原因、症状、治し方を市販薬の範囲で解説

こんにちは、TBです。

店頭での膀胱炎の相談は多いです。

市販薬の場合、ほとんどが漢方薬なので、

急性の膀胱炎などの、緊急の、

重い症状の場合は即効性が期待できず、

その場合は

医療機関での受診をおすすめするのですが、

症状が症状なので?(病院に行きづらくて)

まずは病院に行く前に市販薬で、

という方も多いです。

今回はそういった、

尿トラブルの時に選ぶべきお薬の話です。

目次(クリックで飛べます)

膀胱炎の原因

そもそも、膀胱炎って何が原因で起こるのか?

というと、

その多くは菌が起こしている炎症です。

雑菌が何らかの理由によって

尿道から膀胱に入り込むことによって起きる症状。

それが膀胱炎です。

です。

ということは、

その治療には抗菌剤や抗生剤が有効である

と考えるのが普通ですが、

残念なことに2005年に規制区分の改訂で

販売が中止になっており、

現在市販薬では

それ用の抗菌薬、抗生剤はありません。

膀胱炎かも?と思った時の代表的な3つの漢方薬

ドラッグストアで売っている

膀胱炎関連のメジャーなお薬は

大体この3つのバリエーションになります。

五淋散(ごりんさん)
小林製薬のボーコレンも主成分は五淋散です。

猪苓湯(ちょれいとう)
この薬をベースにした
バリエーションが多々あります。

竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)

五淋散(ごりんさん)

排尿痛と濃い尿などの症状がみられる時に
お勧めの漢方薬。
消炎・鎮静・鎮痛・解熱・利尿の作用がある処方の
漢方薬です。

急性の膀胱炎や尿路炎症の場合には
まずこちらがお勧めです。
急性の膀胱炎だけでなく、
出血性の膀胱炎や、尿路炎症、
慢性化した膀胱炎患者の方にも。
炎症を鎮めて尿路への刺激を緩和し、
排尿を促します。

猪苓湯(ちょれいとう)

熱感があり、時に口が乾く症状がある、
頻尿、残尿感、排尿痛が気になる方に。
尿が濃くなり、炎症による排尿痛がある方。
特に「口が乾く」にピンときたらこれ。

排尿痛と血尿があるかどうかも
選択の基準になりますが、
排尿困難や結石による痛みのある方にもおすすめ。
その他、尿路に炎症があり、
尿量の減少がみられる方。
炎症で尿が濃縮された状態の
(尿が濃くなっている)方。

猪苓湯自体の抗炎症作用は少し弱いので、
痛みが激しい時は
芍薬甘草湯と合わせて用いると、
より効果が増強されます。
症状が長引いて慢性化している場合は、
猪苓湯をベースにした、
猪苓湯合四物湯というお薬もお勧めです。

五淋散(ごりんさん)と猪苓湯(ちょれいとう)
違いと、選択基準

猪苓湯を選択する基準のひとつとして
「乾き」があります。
乾きを感じていない場合は
五淋散の方がオススメで、
そういう意味では五淋散の方が適応範囲が広く、
膀胱炎のファーストチョイスとしては
五淋散の方が良い、と言えます。

竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)

膀胱炎や排尿痛があり、炎症が強く、
出血傾向のある方に。
イライラ、興奮しやすい、胸脇部が苦しいなどの
神経症状を伴う方に。
小便が出にくい、尿道の灼熱感、黄色いおりもの、
頻尿などの症状がある方に。
閉経時の膀胱炎の排尿痛などにも。

抗炎症作用と体内に溜まった水分を
除去する作用が中心のお薬です。

注意 
竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)は
2種類ある

今回紹介している方の竜胆瀉肝湯は抗炎症作用や
止血作用に重きを置いた処方のお薬ですが、
竜胆瀉肝湯にはもう1つ別の種類のお薬があって、
それが小太郎漢方製薬が採用しているお薬です。

こちらは主にかゆみを伴う炎症を改善することに
重きを置いた処方ですので、
膀胱炎、その疑いのある症状の場合には、
同じ名前のお薬でも、小太郎漢方製薬のもの
ではない方を選択することをお勧めします。

小太郎漢方製薬の竜胆瀉肝湯がダメだという話ではありません

猪苓湯と竜胆瀉肝湯の比較

それぞれに特性(長所)があるので
カンタンに解説します。

猪苓湯は残尿感、排尿痛、尿の出が少ない、血尿、
尿が濃い、むくみなどに効果があります。

竜胆瀉肝湯は残尿感、排尿痛、尿の出が少ない、
血尿、尿が濃い、などに効果があります。

これだけだと……。

ギモンくんのアイコン画像ギモンくん

むくみ以外同じなの?

……となりますが、

作用の強さに差があります。

それぞれの作用のうち
猪苓湯は、残尿感、血尿、むくみなどの症状に
より強い効果のある薬で
竜胆瀉肝湯は、排尿痛、尿が濃いなどの症状に
より強い効果のある薬です。

効果の範囲はほぼほぼ同じ、
被っているお薬ですが、
適応範囲と、どの症状が一番辛いか、
でも使い分けましょう。

その他のおすすめ 
腎仙散(じんせんさん)

そもそも、膀胱炎って何が原因で起こるのか?
というのは
冒頭でお話したようにその多くは
菌が起こしている炎症です。
ということは、抗炎症作用、鎮痛作用の他に、
抗菌作用もあった方が良いですよね?
市販薬にそのための抗菌剤、抗生剤がないことも
冒頭で述べたとおりですが、
この腎仙散(じんせんさん)には原因菌にはたらく
抗菌生薬が配合されています。

腎仙散(じんせんさん)は抗菌生薬が
原因菌に働きかけ、
利尿作用で菌を外へ押し出し、
抗炎症成分で炎症を抑え、
鎮痛成分で排尿痛を和らげる、和漢生薬です。

和漢薬

和漢薬とは?

和薬と漢薬の総称。
日本の民間で開発された生薬を和訳、
中国で開発された生薬を漢薬といいます。

お薬の使い分け

それぞれのお薬には禁忌や服用上の注意、
副作用があります。
(ちなみに副作用のない薬は存在しません
用法・用量を守って、正しくご利用ください。

今回紹介した商品一覧

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