ロキソニンとアセトアミノフェン、ジクロフェナク、鎮痛成分の有効性の違いについて

2020 1/20
ロキソニンとアセトアミノフェン、ジクロフェナク、鎮痛成分の有効性の違いについて

こんにちは、TBです。

今回は鎮痛成分の効果の違いについて、です。

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マニアック!!

市販の解熱鎮痛薬では最強と思われているのが、ロキソプロフェン

安全性や年齢などで考えた場合、アセトアミノフェンが配合されたもの、

外用鎮痛薬では

ロキソプロフェンが配合されたものと、

ジクロフェナクナトリウムが配合されたもの、

この2つが市販薬の有効成分の中では効き目の2トップ。

そう思われていますね。

ちなみに、ロキソプロフェンはロキソニンの有効成分名で、

一般にはロキソニンと言った方がわかりやすいかもしれません。

ジクロフェナクは、配合されている市販薬では

ボルタレンシリーズ、フェイタスZ、アンメルツNEOなどがメジャーですね。

アセトアミノフェンは

市販薬のかぜ薬などにもよく配合されている成分です。

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痛かったらもう全部、ロキソニンで良いのでは?

こういう人、結構います。

店頭でもロキソニンの指名買いは多いです。

(登録販売者はお売りすることはできませんが)

この記事の内容
  • ロキソプロフェン(ロキソニン)と、
    ジクロフェナク、アセトアミノフェンの違いについての説明。
  • お薬購入時の注意
この記事はこんな人にオススメ
  • おくすりのことが知りたい人
  • 痛み止めをよく使う人
目次

ロキソプロフェンとジクロフェナクの違い

ロキソニンとジクロフェナク、

(一般用医薬品ではジクロフェナクは湿布薬類にしか配合されていませんが、)

この2つはどちらも

非ステロイド性抗炎症薬に分類される鎮痛成分です。

(NSAIDs=non-steroidal anti-inflammatory drugs= 非ステロイド性抗炎症薬)

この2つの違いは何か、というと

大きな違いは効き始めの速さと、鎮痛効果の強さです。

効き始めの早いロキソプロフェン

一般にロキソプロフェンはジクロフェナクと比べると

より早く鎮痛効果を発揮すると言われています。

このことから、速効性に優れた薬、

すぐ効いてほしい時はロキソニン、という選択肢になります。

効果の強いジクロフェナク

もう一方のジクロフェナクは、ロキソニンよりも強い鎮痛効果をもっています。

現状では非ステロイド性抗炎症薬の中でも最も強い鎮痛成分、と言われていて、

他の鎮痛成分では効かない場合にもよく使われます。

強い痛みを何とかしたい時、成分の強さでいうと

ジクロフェナクの方が良い、ということになりますね。

海外では意外と浸透していない、ロキソプロフェン

日本ではとてもメジャーなロキソニンですが、海外に視野を向けてみると

意外と浸透していないようです。

2017年時点の調べでは、ロキソニンが28か国に対して、

ジクロフェナクの方が137か国、と

ジクロフェナクの方が多く、幅広く使われています。

また、そもそも湿布薬自体が海外ではマイナーで、

欧米では痛みには飲み薬を処方されることが一般的であり、

文化の違いからか、湿布薬は用いられたとしても

薬として適用されていない(保険適用外)の国も多いようです。

ロキソプロフェンとアセトアミノフェンの違い

内服のお薬としての成分、ロキソプロフェンとアセトアミノフェン。

このふたつは、どちらも解熱鎮痛成分ですが、

効果の強さや、使用において注意しておきたい点などにも

多くの違いがあります。

効果の強いロキソプロフェン

アセトアミノフェンと比べると、ロキソプロフェンは鎮痛効果が強力で、

抗炎症効果もあるスグレモノです。

ただ、作用する過程で痛み、炎症、発熱を抑えるのと一緒に

胃粘膜の保護も抑えてしまうので、

これが胃粘膜障害を起こしやすい、という

ロキソプロフェンの大きな弱点のひとつになっています。

また、胎児への影響があるとされているため、

妊娠中の使用も禁忌されています。

容量も、成人の容量でしか設定されていないので、

小児以下の子どもにも使うことはできません。

子どもや妊婦でも使えるアセトアミノフェン

ロキソプロフェンなどの、非ステロイド抗炎症成分と比べると、

アセトアミノフェンの鎮痛効果はやさしめで緩和です。

更にロキソプロフェンにはある、

抗炎症効果もアセトアミノフェンには、ほとんどありません。

ですが、アセトアミノフェンは、

乳幼児の段階から使用することができ、

妊婦への使用も可能になっています。

(ロキソニンも絶対にダメ、というわけではありませんが、
基本的にアセトアミノフェン製剤を使用し、
どうしても痛みが治まらない場合は、
主治医の先生と相談することをお勧めします。)

ロキソニンは、その作用から胃粘膜障害を起こしやすいのに対し、

アセトアミノフェンは胃にやさしいのも特徴です。

ただ、アセトアミノフェンも、

過度に服用しすぎると肝臓に負担がかかる

肝臓に負担がかかりやすいという弱点があります。

市販のかぜ薬や鎮痛薬に入っていることが多い成分なので、

服用の際には成分の重複に気をつけましょう。

インフルエンザ脳症に注意

インフルエンザ時にロキソプロフェンなどの

非ステロイド性抗炎症薬を使用すると、

「インフルエンザ脳症」を起こす恐れがあります。

インフルエンザ脳症はインフルエンザ時に最も危険な合併症のひとつです。

ほとんどの場合、乳幼児で起こりますが、

大人がならない、という保証はありません。

発熱の際、インフルエンザの疑いがある場合は、

病院での受診が最優先ですが、

一時的な解熱効果を求める場合でも、安全のために

ロキソニンなどの非ステロイド性抗炎症薬ではなく、

アセトアミノフェンが配合されたお薬を使用するようにしましょう。

(市販のかぜ薬や、解熱鎮痛薬としてもメジャーなイブプロフェン
インフルエンザの疑いがある場合は禁忌です)

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インフルエンザ、病院での受診が最優先!

お薬購入の際の注意

市販されている医薬品の中でもロキソニンやロキソニンテープは

第一類医薬品に分類されています。

薬剤師が在籍していて販売条件を満たしている店舗のみで

販売されている医薬品です。

薬剤師がいる店舗でも、出勤日数や勤務時間などで

条件を満たしていない場合は販売できません。

ジクロフェナクが配合された湿布薬や、

アセトアミノフェンが配合された解熱鎮痛薬は、

基本的にお店が開いている時間であればいつでも購入することが可能ですが、

ロキソニンは店舗で購入する場合、薬剤師がいない時間帯は買うことができません。

購入の際には、あらかじめそのお店の薬剤師の勤務時間を知っておいたり、

電話でお店に確認しておく

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店まで行ったけど買えなかった!

……なんて空振りをすることもなくて良いでしょう。

特に夜間の場合、店は開いているけど薬剤師はいない(勤務時間外)

というお店も多いので、夜に買いに行く場合は重ねてご注意ください。

お薬は用法、用量を守って正しくご利用ください。

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