蕁麻疹(じんましん)の原因と対処法

2019 9/16
蕁麻疹(じんましん)の原因と対処法

こんにちは、TBです。

今回は、蕁麻疹(じんましん)です。

寒いところに行くと皮膚がかゆくなったり、

蕁麻疹が出ることがありますね。

その他、蕁麻疹にはいろいろな種類があります。

蕁麻疹についてのイロイロを説明していきます。

目次

蕁麻疹(じんましん)って何?

何らかの刺激が起きて、ヒスタミンの作用によって

皮膚の毛細血管が拡張してしまう。

その拡張した血管から血液内の水分がもれ出して、

地図のようにふくらむ。

これが蕁麻疹(じんましん)です。

突然、蚊に刺されたような

赤い膨らみの症状があらわれます。

蕁麻疹(じんましん)の見分け方

蕁麻疹は、皮膚を持ってつまむと白くなります。

つまんで白くなったら蕁麻疹である、

と言えます。

また、ヒスタミンが分泌され、

かゆみを引き起こすので、

かゆみのない発疹の場合は、

蕁麻疹ではない可能性が高いです。

蕁麻疹は、発疹出現後、

数時間~24時間以内に消えてしまいます。

蕁麻疹の種類

ひとくくりで蕁麻疹と言っても、

多くの種類があります。

その種類は大きく分けると、

  1. 特発性の蕁麻疹
  2. 特定の刺激、負荷によってあらわれる蕁麻疹
  3. 特殊な蕁麻疹、蕁麻疹類似疾患

この3種類になります。

特発性の蕁麻疹

特発性の蕁麻疹は、明らかな原因がなく、

毎日のように

繰り返し症状があらわれる蕁麻疹です。

大きく分けると2種類、

  1. 急性蕁麻疹
    発症して1か月以内のもの。
    細菌・ウイルス感染などが原因のものが多い
  2. 慢性蕁麻疹
    発症してから1か月以上経過したもの。
    原因を特定できないことが多い。

があります。

特定の刺激、負荷によってあらわれる蕁麻疹

こちらは種類が多いです。

  • 外来抗原による、アレルギー性の蕁麻疹
    食物や、薬剤、植物などに含まれる
    アレルゲンに生体がさらされて
    起こります。
  • 食物依存性運動誘発
    アナフィラキシーにおける蕁麻疹
    特定の食物を摂取して
    2、3時間以内に運動をすると、
    蕁麻疹、気分不良、呼吸困難などの
    症状を起こします。
  • 外来物質による非アレルギー性の蕁麻疹
    特定の食物、薬剤、植物によって起こるが、
    IgE
    (体内で作られる抗体のひとつ。タンパク質。)が
    関与しないもの
  • 不耐性による蕁麻疹
    消炎鎮痛薬、食品添加物、サリチル酸を
    多く含む食品などにより起こる。
    アレルギーではない。
  • 物理性蕁麻疹
    機械的擦過(機械的蕁麻疹)、
    冷水、冷風などで体が冷えること
    (寒冷蕁麻疹)、
    日光に当たること(日光蕁麻疹)、
    などの物理的刺激によってあらわれます。
  • コリン性蕁麻疹
    入浴や運動、精神的緊張などの
    発汗刺激によって起きます。
    一つ一つの皮膚のふくらみが
    1~4mmで小さい。
    地図のように膨らまない。
  • 接触蕁麻疹
    皮膚に何らかの物質が接触すると、
    その部位に一致して生じます。

コリン性蕁麻疹について

コリン性蕁麻疹は、

特徴・注意事項が多い症状です。

  • 運動や入浴、精神的緊張、
    辛い物を食べた時など、
    汗をかくときに発疹が出るもの
  • 米粒ほどの、小さな赤い発疹が
    毛穴や汗管に一致して出る。
  • 数時間~長くて1日以内に消える
    比較的若い人に多く、かゆみよりは、
    むしろピリピリした痛みが出ることがある。
  • 発症のメカニズムは不明で、諸説ある
  • アセチルコリンは血管拡張に作用するので、
    コリン性蕁麻疹の人の場合、
    蕁麻疹がひどくなると
    血管が開き、
    虚血性脳貧血を起こし失神する場合もある。

特殊な蕁麻疹、蕁麻疹類似疾患

ここまで説明した以外にも、

まだ何種類か特殊なものもあります。

  • 血管性浮腫唇やまぶたが突然腫れあがり、
    2、3日かけて元に戻る症状。
    多くの場合、かゆみはなく、
    まれに遺伝でなることもある。
  • 蕁麻疹様血管炎蕁麻疹に似ているが、
    個々の皮膚症状が24時間以上継続し、
    消えた後に茶色い痕が残る。
    病気の初期症状の場合もある。
  • 振動性蕁麻疹(振動血管性浮腫)
    局所的な振動、
    負荷により蕁麻疹または血管性浮腫が生じる。
  • 色素性蕁麻疹褐色のまだらもようの皮膚症状が
    常に存在する。
    色がついているところをこすると、
    そこに蕁麻疹ができる。

蕁麻疹の対処方法

蕁麻疹の治療は、抗ヒスタミン薬で行いますが、

まずは体調を整えることが重要です。

規則正しい生活、

身体のリズム、

生活のリズムを整える

自律神経の働きを整えることが大切です。

症状を抑える薬、西洋薬と漢方薬

蕁麻疹には上記説明のような

アレルゲンとの接触によるものと、

よらないものがありますが、

いずれもヒスタミンが関与しています。

そのため、蕁麻疹に用いる西洋薬は、

とにかく症状を抑えたい、

服用することにより、かゆみなどの

蕁麻疹症状が抑えられる作用が期待できるもの

=抗ヒスタミン成分を主体とする

アレルギー用薬がおすすめです。

一方、漢方薬では症状を抑えるだけではなく、

体質を改善することによって

蕁麻疹が出なくなるようにしたい場合に

効果的である、と考えられています。

漢方薬の場合、抗ヒスタミン薬の副作用である、

眠気や口の渇きなどを起こさないことも特徴です。

蕁麻疹・皮膚炎などに用いる漢方薬

代表的な漢方薬は次の3つです。

  • 消風散(しょうふうさん)
  • 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
  • 当帰飲子(とうきいんし)

消風散(しょうふうさん)

体力中等度以上の人向けの、

熱感やかゆみが強く、分泌物があり

じゅくじゅくした湿疹症状、

慢性皮膚疾患に効果のある漢方薬です。

体内や皮膚表面の余分な熱を下げ、

水分バランスを整え、

かゆみを止める作用があります。

効能・効果のある症状としては、

湿疹、皮膚炎、じんましん、水虫、

あせもが挙げられます。

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消風散(しょうふうさん)の成分
  • 皮膚表面の熱を下げる
    荊芥(ケイガイ)、防風(ボウフウ)、牛蒡子(ゴボウシ)
  • 皮膚表面の熱を下げる
    荊芥(ケイガイ)、防風(ボウフウ)、牛蒡子(ゴボウシ)
  • かゆみを止める
    蝉退(センタイ)
  • 水分の停滞を解消する
    蒼朮(ソウジュツ)など
  • 体内に入り込んだ熱を下げる
    苦参(クジン)など
  • 皮膚の潤いを確保する
    地黄(ジオウ)など
  • 消火器を保護する
    甘草(カンゾウ)など

…などの生薬で構成されています。

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

体力中等度の人向けの、

小さなブツブツが広範囲にたくさんでき、

化膿しやすい、

かゆみのある湿疹に効果のある漢方薬です。

血行を改善し、皮膚の緊張をほぐし、

かゆみを止め、排膿作用がある、

皮膚疾患の初期向けのお薬です。

効能、効果のある症状としては、

化膿性皮膚疾患、急性皮膚疾患の初期、

じんましん、湿疹、皮膚炎、水虫が挙げられます。

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)の成分
  • 水分停滞の解消・止痛作用
    独活(ドクカツ)
  • 血行の改善
    川芎(センキュウ)
  • 皮膚の緊張をほぐす
    柴胡(サイコ)
  • 皮膚のかゆみ、痛みを止める
    荊芥(ケイガイ)、防風(ボウフウ)
  • 消化器を保護し、消化機能を高める
    茯苓(プクリョウ)

…などの生薬で構成されています。

タウロミンについて

蕁麻疹関連のお薬には、

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)とヨクイニン末、

それに西洋薬成分数種類を掛け合わせた、

タウロミンというものもあります。

効能、効果としては、

湿疹、皮膚炎、蕁麻疹、皮膚のかゆみ、鼻炎、

となっており、

十味敗毒湯の主な働きは説明した通りですが、

ヨクイニン末が配合されていることで、更に

肌に栄養を与え、角層の新陳代謝を促し、

いぼ取りや肌を滑らかにします。

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当帰飲子

体力中等度以下の人向けの、

身体のうるおいを保持し、皮膚のかゆみを止め、

赤みを取り、丈夫にする作用があり、

色つやが悪い状態の改善、皮膚が乾燥したかゆみ、

冷え性で、かゆみの激しい慢性皮膚疾患に

効果がある漢方薬です。

当帰飲子(とうきいんし)の成分
  • 血液を補強する
    四物湯(シモツトウ)
  • 皮膚のかゆみを止める
    防風(ボウフウ)、蒺蔾子(シツリシ)
  • 皮膚の赤みを取る
    荊芥(ケイガイ)
  • 皮膚を丈夫にする
    黄耆(オウギ)
  • からだのうるおいを保持する
    何首烏(カシュウ)
  • 消化器を保護する
    甘草(カンゾウ)

…などの生薬で構成されています。

使用上の注意

今回紹介した漢方薬のうちの

いくつかにも含まれていますが、

漢方薬には

甘草(カンゾウ)を含むものが多いです。

甘草は、西洋薬でいうところの

グリチルリチン酸にあたります。

この成分が配合されているお薬は、

配合量・服用量(一日最大1g以上)によっては

偽アルドステロン症や、

ミオパチー(筋肉の弛緩、筋力の低下等)

などの副作用が生じることがあります。

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お薬は、用法・用量を守って
正しくご利用ください。

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