こむらがえり、けいれん、足のつりの漢方薬

2019 8/31
こむらがえり、けいれん、足のつりの漢方薬

今日は、こむらがえりの漢方薬についてです。

結論から言うと、漢方薬でその薬と言えば

ほぼほぼ

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)一択

なので、

その説明と紹介をしていきます。

一択なほど、ドラッグストアの現場では

結構メジャーな薬なのですが、

お客さんからはその名前を
(あるいは芍薬甘草湯が処方されている製品名を)

聞くことはほとんどなく、

一般にはあまり浸透していない薬のようですね。

目次(クリックで飛べます)

こむら返りって何?

疲労が溜まっている時に、足を延ばしたり、

姿勢を変えたりすると、
( または睡眠中に、 )

急に激痛が走ることってありますよね。

アレがこむらがえりです。

特に睡眠中は

眠気が吹き飛ぶほどの激痛があっても、

寝起きで早急に対処ができないので、

起きてからふくらはぎの筋肉痛が残ったり、

寝不足になりがちです。

けいれん、激痛の持続は

数秒から数分であることが多いです。

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

  • 急激に起こった筋肉痛に
  • 激痛(胃痛、腹痛、背部痛)に
  • 四肢のひきつりに

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)は、

筋肉のけいれん、筋肉痛、腹痛、腰痛、

こむらがえりに効果をあらわす漢方薬です。

芍薬に補血作用があり、甘草に補気作用、

緩急止痛作用があります。

漢方薬の説明としては

体力の状態が条件になることも多いですが、

この薬はその状態に関わらず使用でき、

鎮痛剤として全身の筋肉痛、筋肉のけいれん、

消化管などの平滑筋のけいれん

などに効果があります。

即効性も期待できるので、

頓服としても利用できます。

その他、

歯痛、胃痙攣、腰痛、腎結石、胆石、

子宮けいれん、排尿痛、腸閉塞、気管支ぜん息、

五十肩、腹痛、痔痛、寝ちがえ、神経痛、

リウマチ、脚気、アキレス腱痛など、

ギモンくんのアイコン画像ギモンくん

多いな!

いたみや、けいれん全般に使える、

応用性の高い薬です。

使用上の注意

芍薬甘草湯という名前の通り、

甘草が処方されている薬で

その配合量も多いので、大量に使ったり、

長期間使うことには向いていません。

甘草は、

西洋薬でいうところのグリチルリチン酸にあたり、

まれに起こる重篤な副作用として、

偽アルドステロン症の危険が伴います。

基本的には頓服としての利用がおすすめです。

偽アルドステロン症

偽アルドステロン症は

体内に塩分(ナトリウム)と水が溜まり、

身体からカリウムが失われることで

生じる病態です。

副腎皮質ホルモンであるアルドステロンの分泌が

増加していないにも関わらず、

過剰分泌しているような症状が出ます。

具体的には、低カリウム血症を伴う高血圧症からの

手足の脱力と、血圧上昇、筋肉痛、こむらがえり、

倦怠感、手足のしびれ、頭痛、むくみ、

のどの渇き、吐き気、おう吐などがあり、

症状が悪化すると、筋力の低下、起立不能、

歩行困難、けいれんなどが生じます。

小柄な人や、高齢者に生じやすい症状です。

初期症状に不審を感じつつも

悪化させてしまう例も多く、

症状の疑いがある場合は

直ちに原因と思われる医薬品の使用をやめ、

速やかに医師の診療を受けることが重要です。

甘草、グリチルリチン酸配合の薬は
とても多いので、
今回紹介している薬以外でも、
併用する際には気を付けてください。

ギモンくんのアイコン画像ギモンくん

こむら返りや、
筋肉痛のための薬でも、
飲みすぎると
逆にその症状が出たりするんだね!

こむらがえりのその他のお薬の紹介

冒頭で紹介した芍薬甘草湯以外のお薬の紹介です。

小林製薬。

コムレケアの名前は結構メジャーですね。

有効成分として、芍薬甘草湯エキスが配合された、

ゼリー状の薬です。

水なしですぐに服用できるので便利。

運動時や就寝時など、足がつった時に。

15歳から。

こちらはロート製薬です。

満量処方の芍薬甘草湯。

錠剤タイプ。

つらい痛みのこむらがえりの症状によく効きます。

急な筋肉の緊張をほぐし、痛みやこわばりを改善。

7歳から使用できます。

コムレケアの錠剤タイプ。

芍薬甘草湯が配合された薬です。

つらい足のつり、筋肉のけいれん、

こむらがえりに。

こちらも7歳から服用可です。

こちらは漢方薬ではないですが。

消炎鎮痛成分フェルビナクと、

血行促進成分トコフェロール酢酸エステルが

配合された塗り薬です。

消炎鎮痛成分が足のつりなどの筋肉の痛みを鎮め、

血行促進成分が

筋肉の収縮による滞った患部の血流を改善します。

満量処方についてはこちらにも↓

消炎鎮痛成分についてはこちら↓もご覧ください。

お薬は用法、用量を守って正しくご利用ください。

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