便秘を解消したい

今回は前にさらっと終わってしまった、
便秘についての話を改めて。
便秘でお悩みのお客さんは結構いらっしゃって、
そして
薬を使うことに不安を抱いている方も多いです。
なるべく刺激の少ない薬、とか。
自然な感じの薬、とか。
今回相談を受けたお客さんも、
前回僕が(別の人に)紹介した、
お茶タイプのお薬では
「煮出すのでは多分(面倒で)やらないと思う。」
と言われて、なるほどな、と思ったり。
前置きが長くなりましたが、
そんなわけで便秘です。

目次(クリックで飛べます)

便秘って何?

いや、それくらいはわかるよ
と思うかもしれませんが、
実は明確な定義のようなものはないようです。
つまり、本人が便秘と思ったら便秘で、
逆に
数日間排便がなくても、
つらい症状や日常生活での支障がなければ、
それは必ずしも便秘とは言えない

というような感じです。
そもそも便秘自体は病気ではないのと、
排便のリズムは人それぞれ違うので、
回数や間隔で捉えることはできない症状です。
毎日排便があるのに、便が残っている感じがして
スッキリしない、ということもあります。

どういう症状か?症状から考える

(一般的に)便秘がどういった症状か?
というと、
排便が滞ることによって、
腹部の膨満感や肌荒れ、腹痛といった
何らかの不調を感じる状態のことを言います。
食べたものが便として排出される時間が
長ければ長いほど、
便に含まれる水分が大腸に吸収され、
便が固くなり、
排便が困難になる傾向があります。
便秘は、にきびや肌荒れ、口臭の原因になったり、
便が固くなることで痔になりやすい
大腸がんのリスクも高まるなど、
放っておくと色々な弊害が出てきます。

便秘が起こるしくみ

一日の中で特に朝、
朝食後に便意が高まりませんか?
便意のメカニズムとして、
まず食事を始めると胃が膨らんで動き出します。
その動きの刺激で大腸も運動を始めます。
食後に便意を催すことが多いのはこのためで、
朝食後が一日の中で大きな運動がおこりやすい
と言われています。
この現象が正しく起こるためには
規則正しい生活リズムや、
毎朝朝食を摂ることなどが大切です。
胃腸は自律神経に支配されているので、
生活環境や食事、
ストレスなどの影響を受けます。
便秘の根本的な解消には
生活習慣の改善が重要です。

便秘の原因

便秘には大きく分けて機能性便秘器質性便秘
2種類があります。
ほとんどの場合は前者ですが、
後者の場合は医療機関での受診をお勧めします。

機能性便秘

食事や環境の変化、腸の働きが低下した時、
腸の運動機能障害で起こる便秘です。
病気ではないですが、
不調を感じることがあるため、
日常生活に支障が出ることもあります。

習慣で起こる便秘

直腸に便が到達しても排便作用が起こらずに、
便が停滞して排便困難になり、
引き起こされます。
便意があるのにトイレに行かなかったり、
我慢したりを繰り返していると
それが習慣になり、便意が起こらなくなります。
我慢、絶対ダメ。
高齢者や、寝たきりの状態の人にも多いです。
便秘薬の使い過ぎなども原因になります。

弛緩性(しかんせい)便秘

腸の運動や緊張の低下によって、
腸内に便が停滞する時間が長くなり、
水分が吸収され過ぎて便が固くなり、
排便が困難になります。
運動不足や、加齢、筋力の低下、
水分不足、極端なダイエット
原因となって引き起こされます。
便秘の中で最も多いのがこれで、
女性、高齢者、長期間寝たきりの状態である人が
なりやすい症状です。

痙攣性(けいれんせい)便秘

ストレスや環境の変化、緊張で
腸が正常に動かなくなり、
痙攣した状態でなる便秘です。
ウサギのフンのように
コロコロした便になることが多いです。
また、固い便の後に柔らかい便、
便秘と下痢を繰り返すことも多い。
食後に腹痛があったり、残便感を引き起こします。

器質性便秘

大腸がんや大腸ポリープなど、
病気が原因で起こる便秘です。
血便や激しい腹痛、嘔吐の症状がある場合、
医療機関での受診をお勧めします。
また、運動や食事の見直しをしているのに
便秘の症状が改善しない場合も
一度医療機関を受診してみることをお勧めします。

便秘薬の紹介

症状がわかったところでお薬の紹介です。

新ウィズワン

腸内で水分を多く吸収して膨らみ、
便の量を増やすことで腸内を刺激して
運動を促進します。
おなかが痛くなりにくく、クセになりにくい
ともいわれています。
腸内環境も整えてくれます。
多めの水を服用すると効果を発揮しやすいです。
下剤系の便秘薬を使ったことがない人の
最初のお薬としてはこちらをお勧めしています。
新ウィズワンの他には
スルーラックデトファイバー、
サトラックスなども、同様の効果が期待できます。

created by Rinker
¥2,280 (2020/09/18 15:35:43時点 楽天市場調べ-詳細)

コーラックⅡ(2)

大腸を刺激して、
低下した腸の働きを活性化します。
排便を促す効果も高いですが、
その分刺激も強いです。
正しく効果を得るためには
制酸成分を含む胃腸薬や、
牛乳との併用は避ける必要があります。
コーラック、コーラックFirst
主要な有効成分の種類は同じですが、
Firstの方はコーラックⅡ(2)よりも
有効成分の配合量が少なめです。
(その分調整もできますね)
コーラックとコーラックⅡ(2)では
主要な有効成分の配合量は同じですが、
コーラックⅡ(2)の方には
便に水分を含ませて、柔らかくする成分
が入っています。
この他、
同じ種類の有効成分が配合されたお薬としては、
スルーラックS、ビューラック、カイベールC
などがあります。
(環境依存文字のため、2と記しています。)

ビオフェルミン便秘薬

一般にビオフェルミンとして認知されているのは
整腸剤(新ビオフェルミンS)ですが、
こちらは便秘薬です。
同じく大腸を刺激することで効果を発揮する成分が
配合されていますが、
コーラックシリーズなどと比べると、
作用は穏やかです。

センナ

マメ科のセンナの果実や葉を乾燥させたもの。
主に煮出してお茶のようにして
服用するタイプが多いです。
ひとつ注意が必要なのは、
健康食品のお茶に配合されている成分としてある
「センナ茎」にはセンナの便秘薬としての
有効成分は含まれておらず
茎のみを使用しているお茶には
その作用はありません。
授乳中の女性が服用すると成分の一部が
母乳から乳児に移行して
乳児に下痢が生じる恐れがあるので、
授乳婦の方は使用を避けてください。

created by Rinker
¥609 (2020/09/18 15:35:43時点 楽天市場調べ-詳細)

タケダ漢方便秘薬

漢方薬、大黄甘草湯に基づく便秘薬です。
ウチのお店では結構売れています。
主要成分であるダイオウはダイオウ属植物の根、
および根茎を乾燥したもので、
作用構造的にはセンナに類する生薬です。
なので、こちらもセンナ同様の理由で
授乳婦の方は使用を避けてください。
同系統の商品では大正漢方便秘薬などがあります。

created by Rinker
¥2,252 (2020/09/18 15:35:43時点 楽天市場調べ-詳細)

ヒマシ油

作用が非常に強い薬です。
急激に瀉下(しゃか)作用を現します。
瀉下作用=下剤的な作用
その意味では有効的な薬ですが、
授乳婦、妊娠している、
又はしていると思われる方、
3歳未満の乳幼児、
激しい腹痛、悪心、嘔吐の症状がある人は
使用禁忌です。

created by Rinker
¥1,009 (2020/09/18 15:35:43時点 楽天市場調べ-詳細)

酸化マグネシウムE便秘薬

便中の水分を増やす作用があり、
それによって便が柔らかくなり、
腸内の移動がスムーズになり、
排便しやすくなります。
同系統の商品として、
3Aマグネシア、スルーラックデルジェンヌ
などがあります。

created by Rinker
¥970 (2020/09/18 15:35:43時点 楽天市場調べ-詳細)

マルエツエキス

腸内でガスを生じさせ、
そのガスで排便を促す便秘薬です。
作用は比較的穏やかで、
甘みがあり、服用しやすいので
主に乳幼児向けの便秘薬として用いられます。

【第3類医薬品】和光堂 マルツエキス・ステイツク 9g×12

【第3類医薬品】
和光堂

マルツエキス・ステイツク 9g×12
[ヘルスケア&ケア用品]

ナイシトール

漢方薬、防風通聖散に基づく薬です。
高血圧や肥満に伴う動悸、肩こり、のぼせ、
むくみ、便秘、蓄膿症、副鼻腔炎、湿疹、
皮膚炎、ふきでもの、にきび、肥満症に
効果があります。
同系統のお薬ではコッコアポAなども。

created by Rinker
¥4,977 (2020/09/18 15:35:43時点 楽天市場調べ-詳細)

浣腸

肛門から薬剤を注入して腸を刺激して
排便を促します。
即効性があり、
比較的短時間で便秘を解消できます。
赤ちゃんから高齢者まで幅広く使用できるが、
連用すると効果が減少することもあるので、
一過性の便秘向けです。

created by Rinker
¥398 (2020/09/18 15:35:43時点 楽天市場調べ-詳細)

使用上の注意

各医薬品で対象も禁忌も違うので、
それぞれの薬の添付文書、注意書きを
読んでいただくことが一番ですが、
共通する禁忌事項として
妊娠している方、又は妊娠していると思われる方は
使用を避けてください。
特に妊娠4~15週目
最も危険とされている期間であるので、
まずは食生活の改善、運動療法などで
様子を見てください。
医薬品を使用する場合は医療機関を受診して、
主治医の方とご相談ください。

お薬は用法用量に注意して、
正しくご利用ください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次(クリックで飛べます)
閉じる