今回は日焼けです。
そろそろそういうシーズンになってきましたね。
屋外でのお仕事、作業にはつきものですし、
日差しの強い中、長く外にいると
いつの間にか日焼けしていたりもしますよね。
日焼けの原因
日焼けは日光や紫外線の照射(日焼けサロンなど)
によって起こる、やけどの一種です。
紫外線に対する反応は個人差がはげしく、
同一照射量であってもその反応は異なります。
UVA・UVBって何?
紫外線には波長の長い方から
A波、B波、C波と3種類があって、
そのうちC波と、B波の大部分は
オゾン層でカットされますが、
A波とB波の一部は地上に届き、
それが日焼けを起こす主な原因になっています。
A波はUVA、B波はUVBと呼ばれています。
UVA
地上に届く紫外線の92%を占め、
大気による吸収の影響をあまり受けずに
地表に到達します。
肌の奥まで届き、細胞にダメージを与え、
しみ、しわ、たるみの原因になります。
DNAを損傷させ、
皮膚がんを引き起こすこともあります。
UVB
大気(オゾン層)に吸収されなかった残りが
地表に到達します。
割合的には8%程度で、
肌の表面までしか届きませんが、
肌を赤く日焼けさせます。
PA・SPFって何?
サンスクリーン剤(日焼け止め)の
紫外線の防御指数です。
PAがUVAの防御指数を表し、
SPFがUVBの防御指数を表しています。
PA
プロテクション・グレード・オブ・UVAの略。
- PA+
- PA++
- PA+++
- PA++++
の4段階で表示されます。
+が多くなるほど高い防御効果があります。
SPF
サン・プロテクション・ファクターの略。
紫外線を浴びた後、
皮膚に赤い斑点が出るまでの時間が
何倍延長するかを示す指数。
たとえば、
何もしない場合に15分で日焼けするとして、
SPF10の日焼け止めを塗ると、
15×10SPFで150分(10倍)は
日焼けしないことが期待できる、
という理論上の指数です。
日焼けの症状
日焼けの症状は2種類(2段階)に分かれます。
サンバーン
紫外線を受けてから数時間後に生じる赤い日焼け。
症状は8時間~24時間後がピークで、
皮膚が赤くなり、
ヒリヒリした痛みやかゆみを感じ、
2、3日後に消失します。
症状がひどい場合には
むくみや水膨れができることもあります。
サンタン
紫外線を受けてから数日後に生じる黒い日焼け。
数週間から数か月後まで続きます。
市販薬で日焼け対策
炎症を抑える薬として、
ステロイド剤を使うと良いでしょう。
オイラックスPZリペアは
アンテドラッグステロイドで、
患部でよく効き、
体内では分解されて低活性になる
比較的安全性の高いステロイド薬です。
- かゆみを抑える成分
- 皮膚の組織修復を助ける成分
- 皮膚の炎症をしずめる成分
- 血流を改善する成分
- 殺菌作用成分
が配合されています。
軟膏はジュクジュクした症状から
カサカサの皮膚まで幅広く使用でき、
患部に留まり保護するはたらきもあります。
クリームは浸透しやすく、べたつかず、
塗り心地も良いです。
また、桃の葉・キョウニンの
配合されたお薬もオススメです。
桃の葉の薬は桃の葉キョウニンが
皮膚炎、あせも、しっしん等の
炎症やかゆみを抑え、
その他、
血行を改善し、炎症を抑える成分や、
殺菌作用により化膿を防止する成分も
配合されています。
コパトーン アフターサン オイルフリー ジェルは
アロエエキスとメントール配合で、
ほてりをしずめ、うるおいを補給します。
オイルフリーでべとつかない商品です。
サーフィン等で日焼けしてしまった後に。
(傷、湿しん等肌に異常があるときは使用しないでください。)
日焼け止め商品で対策
日焼けをしてから慌てて薬を使うよりも、
むしろ
事前に紫外線対策を怠らないことの方が
重要です。
アネッサは昨年度の同系商品売り上げ第1位で、
ウチのお店でも滅茶苦茶売れています。
アネッサ
パーフェクトUV スキンケアミルク
SPF50+/PA++++ は
商品名通りSPF50+、PA++++の
最強UV商品で、紫外線予防に最適です。
汗・水にふれるとさらに強くなる、
顔・からだ用日焼け止め商品。
石けんでスルリと落とせます。
80分間の水浴テストで耐水性を確認済みの
スーパーウォータープルーフ。
(水をかぶったり、水に漬かっても品質がダメにならない。)
トランシーノ
薬用ホワイトニングUVコンシーラーは、
しみを隠しながら、美白ケアもできる
薬用・美白UVコンシーラー。
しみ情報をブロックする、
美白有効成分「トラネキサム酸」配合。
(医薬品成分としては抗炎症成分)
強力UVカット(SPF50+ PA++++)
&汗、水に強く崩れにくい
ウォータープルーフ処方。
セットで使える美白CCクリームも。
ヒリヒリ日焼け後に注意しておきたいこと
- ひどい日焼けの後は
化粧品を塗ると悪化しかねないので、
当分は口紅などの
ポイントメイクに徹しましょう。 - 衣服の着脱は乱暴に行うと皮膚がこすれて
症状が悪化しかねないので
そっとおこないましょう。 - 熱いお風呂は皮膚に刺激を与えるので、
ぬるめのお湯にそっとつかりましょう。 - 日焼け後はできるだけ日光を避け、
当分は日陰でゆっくり体を休ませましょう。
今回紹介した商品一覧
お薬は
用法用量に気を付けて、
正しくご利用ください!
コメント
コメント一覧 (2件)
いつも読ませて頂いております。
宜しければ、登録販売者に合格した後の勉強法、実際にやっていることなどを記事にして頂けるととても嬉しいです!
ありがとうございます。
合格した後の話、その後の勉強法、実際にやっていることなども
今後書いていく予定です。
これからも宜しくお願いします。