今日のお題はくん煙剤です。
ゴキブリ。
今住んでる家では1度もないですが、学生の頃、
住んでた部屋にゴキブリが出ました。
ゴキブリって
1匹見たら何10匹もいるっていうじゃないですか。
くん煙剤を初めて使いました。
暖かくなってきて、そろそろ
そういうシーズンになってきましたね。
売り場にも大きく場所を取って、
くん煙剤コーナーがあります。
タイプ別の特徴
商品カテゴリ的には燻煙剤で同じですが、
燻煙剤にもいくつかのタイプがあります。
タイプ別に使い方や特徴が違いますので
注意して使いましょう。
煙タイプ
- 殺虫成分の粒子がより細かいので、
隙間に入りやすく、害虫に到達しやすい。 - 種類が豊富。
- セットしてから煙が出始めるまで1分あるので、
全部屋でセットしたい時に使いやすい。 - 火災報知器にカバーが必要。
- ガス漏れ警報器にカバー不要。
霧タイプ
- 斜めに出るので、顔にかかる心配がない。
- 煙が出ないので、
マンションなどでも使いやすい。 - 締め切る時間が短い。
- 効果が残ってしばらくは
外からのゴキブリの侵入を防ぐ。 - 火災報知器にカバー不要。
- ガス漏れ警報器にカバー必要。
- 透明なプラスチックのケースや
棚が変色する可能性がある。
※登録販売者試験の中央法規のテキスト によると、
霧状の方が粒子が細かく、隅々まで行き渡る
とあるのですが、
アースレッド公式によれば
煙の方が行き渡りやすい、
とあるので、
今回はメーカー見解を取りました。
水タイプ
「水タイプ」ですが、煙で殺虫します。
- 火災報知器、ガス警報器は
反応することがあるので、覆う。 - 出る煙が少なく、長く効く。
- 霧より有効範囲が広い。
各種比較
一般的な効果の強さ 煙 > 水 > 霧
一般的な臭いの強さ 煙 > 水 > 霧

煙タイプは効果も強いけど
臭いも強い!
2回使う
ゴキブリは、卵が孵るまで約3週間かかります。
どのタイプも卵には効果がないので、
卵が孵る頃に
必ずもう一度使いましょう。
有効成分をざっくり解説
d・d-T-シフェノトリン
ペルメトリン
ピレスロイド系。
フェノトリン
ピレスロイド系。
殺虫成分で唯一人体に直接適用される。
(シラミの駆除を目的とする商品の場合。)
メトキサジアゾン
オキサジアゾール系。
比較的毒性は低い。
ピレスロイド系殺虫成分に
抵抗性がある害虫の駆除に。
プロポクスル
カーバメイト系。
オキサジアゾール系と殺虫作用の構造は同じ。
=ピレスロイド系に抵抗性がある害虫に。
各商品の紹介
メトキサジアゾン+d・d-T-シフェノトリン
メトキサジアゾン+d・d-T-シフェノトリン
メトキサジアゾン+d・d-T-シフェノトリン+プロポクスル
- ピレスロイド系
- カーバメイト系
- オキサジアゾール系
3種配合。
ただ、
カーバメイト系とオキサジアゾール系は
殺虫作用の構造が同じ。
メトキサジアゾン+フェノトリン
メトキサジアゾン+ペルメトリン
メトキサジアゾン+d・d-T-シフェノトリン+フェノトリン
メトキサジアゾン+d・d-T-シフェノトリン+フェノトリン
メトキサジアゾン+d・d-T-シフェノトリン+フェノトリン
各部屋用製品の違い
アース製薬からは各部屋向けの商品も出ています。
フェノトリン+アミドフルメト
アミドフルメトは比較的新しいダニ用殺虫成分。
ダニにも対応。
フェノトリン+メトキサジアゾン
ゴキブリ等に。
フェノトリン+メトキサジアゾン+アミドフルメト
ダニにもゴキブリにも。
殺虫剤を使用する際の一般的な注意事項
- 身体に付かないように
露出度の低い服を着用します。 - 皮膚にかかった場合は石鹸で洗い流し、
目や口には入らないように注意します。 - 食品、食器、その他の家具などにも
かからないように、予め準備します。 - その他、製品の説明書きにある
注意、用法を必ず守りましょう。
最強の燻煙剤は何か?
要は
配合されている
有効成分の種類が多く、
広範囲に隅々まで行き届く形態
が強いわけです。
ということで、各社の煙タイプで、
3種類の成分が配合されているプロタイプが
やはり有効性が高い、
ということになります。
ただ、
住宅事情などで煙タイプが使えないこともあるので、
その場合は各住宅事情に合わせた
プロタイプがオススメです。

お薬は用法、
用量に注意して
正しく使用してください。
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