今回は咳と痰のお話です。
お店では
咳のお薬について聞かれることも結構多いです。
風邪でいうと、
大体上気道、鼻や喉から来ることが多い
ので、
風邪かな、と思ったら
大体鼻水が出たり、
咳が出たり、
痰が〜 、
となることが多いです。
咳の種類
咳は大きく2種類に分かれます。
乾いた感じのせきには鎮咳薬
ゼイゼイと湿った、痰のある咳には去痰薬
咳の薬・鎮咳薬
読んで字のごとく、咳を鎮める薬です。
有効成分としてコディン、ジヒドロコディンが
かなり効果的ですが、
2019年以降、12歳未満が使用禁忌になりました。
最近ではそういった世代向けの咳のお薬の成分は
デキストロメトルファンに置き換わっています。
医療用医薬品で咳止め錠剤でよく処方される、
メジコン錠の有効成分の成分名です。
去痰薬
お医者さんからよく処方されるお薬で、
ムコダイン
という薬がありますが、
その有効成分の成分名が
L-カルボシステインです。
他、メジャーな成分だと
グアヤコールスルホン酸や
↑内服薬の成分でグア…ナントカと来たら、大体去痰成分です。
ブロムヘキシンなどがあります。
LとDとdlについて
お薬の成分を見ると
よくL-◯◯とかdl◯◯とかありますね。
アレは一体何?というと、
基本的な、カンタン、ザックリでいうと、
Lは天然の成分
Dは基本的に人工の成分
という感じです。
dlは2つの混合なので人工成分ですね。
喘息などの気管支異常による咳
先に効果的と上げましたが、
コディン、ジヒドロコディンは
喘息の場合、息苦しくなるので禁忌です。
喘息的な咳の場合には
気管支拡張の作用がある、
メチルエフェドリンや
漢方薬成分である麻黄がオススメです。
他、副作用が少なく、薬の持続時間が長い
ジプロフィリンが配合されているお薬もオススメ。
アレルギー性の咳にも安心です。
迷ったらこれ
オススメを紹介!
各症状向けのお薬を紹介。
咳にはコディン、ジヒドロコディン
↑去痰成分と
漢方薬のバクモンドウトウの成分も
配合されています
↑液剤なので効果の出始めが早く、
オススメですが、
1本100ml、1日3、4回なので
長くかかりそうな場合は
上のカイゲン咳止め錠の方が良いかも。
12歳未満の子にはデキストロメトルファン等
痰にはカルボシステイン、ブロムヘキシン
↑8歳のお子様から服用できます。
↑こちらも8歳から。
喘息にはメチルエフェドリン、ジプロフィリン等
↑メチルエフェドリン・ジプロフィリン配合
↑気管支拡張成分メトキシフェナミンが配合されています。
※小さい子と喘息の方は特にご注意ください。
用法、用量を
正しく守ってご利用ください。
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