花粉症でお悩みの方に 症状と対策方法を紹介

花粉症。

もうそろそろ収まってくるはずなので、
来年にでも書こうかと思っていたのですが、
今日もお店の方で花粉症対策商品、
まだまだ売れていて
種類も多く、
お客さんにもいろいろ聞かれることが多いので、
やっぱり書くことにします。

辛い季節が続きますね。

目次(クリックで飛べます)

二種類の内服薬

花粉症の内服薬には大きく分けて2種類あります。

今まさに花粉症の症状が出ている時に使う薬

アネトンアルメディ鼻炎錠や、
鼻炎薬Aクニヒロなどの薬です。

花粉症というとややこしいですが、
既に症状が出ている状態だと
ほぼほぼ鼻炎みたいなものなので、
症状が出ている、鼻がグスグスして
くしゃみが止まらない
、という人には
こちらがオススメです。

比較的症状が治まっている時、症状が出ていない時に使う薬

こちらはアレジオンアレグラなどの薬です。
花粉症の薬というと
最近ではこちらのイメージの方が強いですね。
落ち着いている状態の時に予め使っておいて、
症状が出るのを防ぐ
考え方の薬です。  

よく誤解されること

症状を抑える成分の強さ、という意味では
アレジオンアレグラよりは
アネトンクニヒロなどの薬の方が強いです。
その代償として、ではないですが、
その分、
眠気、口の渇きなどの副作用も強くなります。

アレジオン、アレグラは症状を治す、
抑える薬ではなく、
根っこから抑えて症状を出なくする薬
といった感じです。
ただ、困ったことにこれら、
ある種「予防のための薬」は、
人によって効く効かないの個人差があります。

ピペラジン系とピペリジン系と三環系

花粉症予防の薬の有効成分は、
3種類に分かれます。

  • ストナリニZジェルなどに採用されている
    ピペラジン系
  • アレグラなどに代表される
    ピペリジン系
  • アレジオンなどに代表される
    三環系

※3種類と書きましたが、
ピペリジン系とピペラジン系は
構造が大体同じようで、
ピペリジン系が効かなければ、
ピペラジン系も効かない、

と考えて問題ないでしょう
また、三環系のアレジオンで
効き目が薄いと感じた場合、
たとえば第1類医薬品クラリチンアレジオン
有効成分は異なりますが、系統は同じですので
アレジオンが効かない人はクラリチンも効かない、
ということになります。

予防薬、どれを使うか?

ほぼほぼ

アレジオンとその後発薬
ポジナールEP錠など)

アレグラとその後発薬
アレルビフェキソフェナジン錠AGなど)

この2択です。

使ってみて効果が薄いと感じたら
別の系統の薬に代えてみることをオススメします。

補足:予防薬の注意

これは多分
公式(オフィシャル)ではないと思うので、
そういう前提の話ですが、

三環系の花粉症薬を発売している
某メーカーさんから聞いた話。

上記の説明通り予防の用途で使う薬なのですが、
そういう薬の場合、

要約すると

その成分が配合されているアレルギー性鼻炎薬が
効力をちゃんと発揮するのは

2週間ほど飲み続けた後くらい、

だそうです。

つまり、

花粉症のシーズンになる前から飲み始めて、
逆算してその期間を
ちょうど花粉症のシーズンがくるくらいに
持ってくると、花粉症が予防できる、

みたいな話でした。

ものすごい極論で、

効果を最大限発揮するには

みたいな話だとは思いますが、

いくら「予防」の用途で使う薬だといっても、

「え?意味ないじゃん」

と思ってしまいました。

アレジオンとか、アレグラ、僕も結構使っていて、
効果を実感していたのですが、
普通に花粉症シーズンが到来してから
飲んでいたので、

そうすると、あれはプラセボ効果なのかな、
と思ってしまいました。

点鼻薬

予防薬だけで効果があまり感じられない方には  
点鼻薬との併用もオススメです。

迷ったらコレ

【指定第2類医薬品】ナザールαAR0.1% 佐藤製薬

こちらの点鼻薬はステロイド製剤で、
1回の噴霧で効果が持続する時間が
非ステロイド製剤と比べて長いので
オススメですが、
ステロイドは長期連用には向かないので、

お客さん

ネコカフェで働いているけど
猫アレルギーで ……

なんて人が毎日、
ずっと使い続けるのには向かないです。

非ステロイド製剤だとこちら。

【第2類医薬品】ナザール「スプレー」(ポンプ)
佐藤製薬

ちなみにお店で今年も一番売れてたのは

【第2類医薬品】ケナリス点鼻薬
奥田製薬

でした。

目薬

【第2類医薬品】
ロートアルガードクリアブロックZ
13mL
ロート製薬

【第2類医薬品】
ロートアルガードクリアマイルドZ
13mL
ロート製薬

全有効成分、最大濃度配合!
アルガード史上最強の目薬!
の、言葉通り、
各有効成分の配合量が多く
1番オススメ。

この2つの違い、
よく聞かれるのですが、
差し心地だけです。
マイルドじゃない方
差し心地スキっとした感じ。
お好みでどうぞ。

その他のオススメ

【第2類医薬品】
マリンアイALG
15mL
佐賀製薬

アレルギーを抑える成分、
目のかゆみ+充血を抑える成分、
目の炎症を抑える成分

が、ちゃんと入っていて、
価格的にもリーズナブル

効き目も良くてオススメです。

目薬は開封後大体2ヶ月くらい
歴然と効き目が下がっていきます。

パッケージには使用期限として、
買ったばかりの場合、
1年後、2年後くらいの日付が
書いてあると思いますが、
それは開封前の使用期限なので、
開封後は速やかに使用しましょう。
残ってしまっても、来年また使う、
ということはできません。
やめましょう。

ちなみに僕が今年使ったのは

  • 予防でアレグラ
  • 即効で鼻炎薬クニヒロ
  • 目薬でマリンアイ

でした。

症状にあった、正しいご利用を

以前何かのアンケートデータで、
花粉症薬の効果を実感できるかどうかについて、
実感できないが実感できるを
大幅に上回っていたのを見たのですが、
それは
既に症状が出ているのに
予防用の方の薬を使っていたとか、
自分には合っていない系統の
予防薬を使っていたとか、
そういうことなのではないかな、
と思っています。
正しい用法で、
残り少ない花粉症期間を乗り切りましょう。

今回紹介した商品一覧

キョーリンリメディオ株式会社
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ギモンくん

お薬は
用法用量に注意して
正しくご利用ください。

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