今回は睡眠改善薬・催眠鎮静薬のお話です。
お客様に
睡眠誘導剤のようなものはないか?
と尋ねられました。
僕の知る限りではいわゆる医療用医薬品のような、
直接的な睡眠薬は一般用医薬品にはありません。
- 最近なかなか眠れない方
- ドラッグストアでお薬を買う時に
どのお薬が良いか、
違いがわからずに迷ってしまう方
一般用医薬品(OTC)と医療用医薬品
OTCって聞いたことありますか?
英語のオーバー・ザ・カウンターの略で、
カウンター越しに販売する形のお薬の形式に
由来しています。
法的には一般用医薬品と表現されているもので、
通称大衆薬、または市販薬と呼ばれていますが、
今はOTC医薬品と呼ばれることも多いです。
一般用医薬品
=ドラッグストアで売っているような薬
要指導医薬品
=ドラッグストアで売っているが、
医療用から一般に下りてきて間もない、
薬剤師の対面での指導と情報提供でのみ
販売される医薬品医療用医薬品
医療用医薬品
=ドラッグストアで売っていない、
病院で処方箋をもらうような薬
※このブログではカテゴリ名として
一般に馴染みのある
市販薬の呼び方を使っています。(2019年)
ではドラッグストアで売っている、
睡眠に関係する薬は何なのか?というと。
風邪薬を飲んで
副作用で眠くなったりすること、
ありますよね?
一般用のそういったお薬は
その副作用を有効利用した薬なのです。
睡眠に関するお薬
どの薬も有効成分としてジフェンヒドラミンが
50mg配合されていて、
後は薬の形状の違いになります。
お店では名前が知られている、
メジャーなエスエス製薬や大正製薬の商品よりも
皇漢堂製薬のリポスミンが良く売れています。
店頭でも価格が他社製品よりも抑えられているのが
人気の秘密でしょうか。
薬は錠剤や粉よりも、
液剤の方が効き目が出始めるのが早いです。
同じ有効成分、配合量も一緒なのに
値段がかなり違う。
その値段の違いの理由は何か、というと、
いわゆるジェネリックのような、
後発の薬の方が安くなっていることが多いです。
ウチの店では価格が倍くらい違います。
今回のお客様は比較的新しく入ってきた、
液体カプセルのお薬を買っていかれました。
※妊娠中の方、は適応対象外です。
※授乳中の方も
※母乳から移行して
※乳児に昏睡のおそれがあります。
付属の添付書の説明を読んで、
注意事項、用量、用法を守ってご利用ください。
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